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【宅建】登録実務講習の受講金額等の違い:日建学院の講習と試験対策について

資格 宅建
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このブログエントリーは備忘録として登録実務講習の内容についてざっくり書いたものです.これから登録実務講習を受ける方,そして宅地建物取引士資格試験を受験する方の参考になれば幸いです.

はじめに

2016年10月に実施された「2016年度宅地建物取引士資格試験」に合格したことはこちらのエントリーに書きました.
【宅建】宅地建物取引士資格試験に合格!試験内容ほかについて - おまきざるの憂鬱

 

2017年2月7日現在,私は宅地建物取引士有資格者です.資格は有効期限も更新もなし,生涯有効です.でもこれだけじゃ宅地建物取引士(以下,宅建士)にはなれません.

宅建士になるには受験地都道府県の登録を受けます.ただし,登録にあたっては資格がなければいけません.

その資格とは,まず宅建士試験に合格すること.登録実務講習申込には合格証コピーの郵送,FAX送信,もしくは画像アップロード等,何らかの形で必須となります.

もう一つは,以下の(ア)〜(ウ)のいずれかに該当すること.

(ア)宅地建物取引業の実務(一般管理部門は除く。)の経験が2年以上ある者
(イ)国土交通大臣の登録を受けた宅地又は建物の取引に関する実務についての講習(以下「登録実務講習」という。)を修了した者
(ウ)国、地方公共団体又はこれらの出資により設立された法人において宅地又は建物の取得又は処分の業務に従事した期間が通算して2年以上である

 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅地建物取引士資格登録等の手続きについて

私の場合,(ア)と(ウ)は当てはまらないため,(イ)の「登録実務講習」を修了する以外に手はありません.

というわけで,登録実務講習を受けてきました.

登録実務講習とは

登録実務講習は法律で規定された講習です.

登録実務講習は、宅地建物取引業法第18条1項及び同法施行規則第13条の16の規定に基づく法定の講習です。
宅地建物取引士資格試験(平成26年度までは、宅地建物取引主任者資格試験)に合格した方で実務経験が2年に満たない方は、当該講習を修了することにより「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」と認められ、資格登録の要件を満たすことができるものです。
登録実務講習は宅地建物取引士資格試験(平成26年度までは、宅地建物取引主任者資格試験)に合格した方を対象として実施するもので、試験に合格していない方は受講することができません。 一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験 | 宅地建物取引士資格登録等の手続きについて 

実施機関は不動産流通推進センターをはじめ,LEC東京リーガルマインド,日建学院,TAC等,平成28年8月5日現在で16になっています(http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000068.html).

開講期間

講習の開講期間は機関によってさまざまです.例えば日建学院の東京校は2017年4月までしか開講してないけどLECは10月まで開講しています.ただし,自分が希望する曜日・会場等の選択肢は後になればなるほど少なくなります.仕事で必要な方は早めに申込を済ませましょう.

受講金額

受講金額も機関によってまちまちです.主なものは以下の通り.
・不動産流通センター ¥22,000
・日建学院 ¥22,000(インターネット割引価格)
・LEC ¥20,500
・TAC ¥20,000
・一般社団法人 宅建実務教育センター ¥7,500〜¥12,000

宅建実務教育センターがこんなに格安とは.というか,このエントリーを書き始めるまで実施機関が16もあることすら知りませんでした.前もって調べることはほんと大切です.

受講内容

これも各機関によってまちまちです.たいていは朝9:00〜17:00(これもいろいろ)の丸1日の講習(演習)を2回受けます.2日連続のものあれば1週空ける場合もあります.

講習前には事前学習があります.これもテキスト以外にDVDがあったりWEBを使ったりといろいろ.ただし,最後に試験があるのは共通しています.

とはいえ,試験問題もまちまち.合格基準は試験で8割と決まってますが,問題数が40問だったり60問だったり.

試験に合格すると修了証が交付されます.これも試験終了・採点のすぐ後即日交付のところもあれば2週間ほどしてから送付というところもあります.

以上の点について,4機関分だけですがごく簡単にまとめておきます.

◆不動産流通推進センター
http://www.retpc.jp/koshu/jitsumu/

・Web講義による通信学習
・修了証即日発行
・2日間の演習では「講師が与える実戦的な課題・ケーススタディについて、皆で議論し発表」する"アクティブタイム"がある
・演習は9:10〜18:00
・修了試験は制限時間70分,正誤式30問・空欄記述式40問でどちらも8割以上の正解で合格
・試験不合格の場合は無料で1度のみ再受講可

◆LEC東京リーガルマインド
http://www.lec-jp.com/takken/kouza/jitsumu/about.html

・宅建受験生で知る人は知っている水野講師による実務講習開講
・DVDによる学習
・2019年度の講習は10月まで開催
・修了試験を不合格になっても1回のみ再受験可能
・修了試験は制限時間60分,○×式20問・記述式20問,どちらも8割以上の正解で合格
・修了証は郵送

◆日建学院
http://www.nik-g.com/lessonlist/housing_jitsumu/about.aspx

・全国47都道府県の会場で講習実施
・DVDによる学習
・修了試験は制限時間90分,4肢択一式20問・記述式20問,どちらも8割以上の正解で合格
・修了証は郵送

◆TAC
http://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_jitumukou.html

・Web講義による通信学習
・修了試験は制限時間60分,○×式30問・記述式30問計60問,どちらも8割以上の正解で合格
・修了証は郵送

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日建学院での講習内容

私の場合はとにかく1月中に終えたかったのと交通機関の都合で通いやすいことを条件として,日建学院某校に申し込みました.

送付物は以下の通り.

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 ・DVD
・テキスト
・学習の手引き
・自宅学習用問題(問題編と回答編)など

自宅学習ですべきはDVDを視聴して,テキストを読み,問題を解くことです.一応ひととおり済ませました.DVDの内容については,私は不動産キャリアパーソンに合格したあとなので物足りない面もありましたが,知らないこともたくさんあるので見ておいたほうが良いでしょう.合計38時間の自宅学習時間が必要とされていますので,毎日こつこつ勉強するのが良いでしょう.

2日間の講習は8:50〜17:30まで行われました.1コマ60分〜90分,コマ間は10分休憩,昼休みは50分,最終試験のみ90分です.

修了試験以外のコマは講師によるガイダンス→DVD視聴→ワークブック→ 講師の解説,という流れです.各コマでワークブックへの記入作業がありますが,結局丸1日の座学です.テキストはほとんど用いません.

欠席・遅刻にはかなり厳しいようですので,体調を整えておきましょう.

DVDに登場する講師は語り口がとてもマイルドなのでとても心地よくなり空調の効いた教室では誰もが眠気を誘われます.ですが,DVD講義にはワークブックに取り組む際に重要となるポイントがあちこちに散りばめられています.眠らずにワークブックの該当箇所を追いながら視聴するのが吉です.試験で必ず役立ちます.

講習2日目の最後のコマは90分の修了試験ですが,これは落とす試験ではありません.試験にはテキストとワークブックのい持ち込み可.しかも書き込み・付箋は自由です.ただし,貼り付けは不可.

自宅学習問題の解答を切り貼りしたい気持ちはわかりますが,それはNG.練習問題をきちんとこなしておけばまず大丈夫ですが,不安な方は解答を書き込む,テキストの解答該当箇所に付箋をしておく等の作業を怠らないほうが良いかもしれません.日建学院の職員さんも自宅学習用問題はやっておくようにと念を押してました.ここまで書けば理由はわかりますよね?何も準備しないで試験を受けたら,いかに宅建合格者といえど勉強してればなあと後悔するかもしれません.タラレバ言わないように準備しておきましょう.

記述式問題は設問に従って35条書面および37条書面の必要箇所を埋めるものです.講習をちゃんと聞いてワークブックへの記入作業をこなしておけば問題ありません.くれぐれも記入漏れや勘違いをしないよう注意しましょう.

繰り返しますが,修了試験は落とす試験ではありません.でも真面目に講習を受けていないと慌てるかもしれませんよ,とだけ書いておきます.HBの鉛筆と消しゴムはお忘れ無く.

試験は書き終えた受講生から退出できます.あとは合格証が届くのを待つだけ.なお,合格証が来なかったらこの記事は自動的に消滅します.魚拓はとらないでください.【追記】2017.2.13 登録実務講習修了証,到着しました.合格率100%に近いこの講習ですが,万が一ということもなきにしもあらずなのでほっとしています.

おわりに

私が受講した日建学院の登録実務講習は1クラス20名.本人確認が義務付けられているためか座席指定でした.他の受講生との共同作業は一切なく,講師から指名されたのは最初のコマのみ.時間は淡々と過ぎました.余談ですが校舎内に喫煙室がなかったのは何よりでした.

良い言い方をすれば日建学院の登録実務講習はとてもシンプル.ただし,より学びたい方にとっては物足りないかもしれません.

それでも登記事項証明書,公図,地積測量図,各種台帳平面図などの見方と重要事項説明書の作成のしかたなど,宅建の勉強で目にすることがない事項に触れるのはなかなか面白かったです.

宅建士登録をする多くの合格者が通らねばならない登録実務講習.どの機関で受講するかは,各機関の講習日程,金額,受講内容,修了証を即日交付するのか否か,などをあらかじめ考慮して選んだほうが絶対良いです.丸2日間拘束され,お金もそれなりにかかります.必ず各機関について確認し,自分の目的に見合った講習先に申し込んでください.

ではまた!