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FP3級試験の難易度,合格率,直前勉強法,試験会場について

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FP3級試験学科試験の問題の半分は2択(○×)となっており,はっきり言って資格試験の中では低難易度です.合格率は概ね50%超.資格試験の中では破格の合格率です.1ヶ月もあれば十分合格できる試験ですのでぜひチャレンジしてみてください.

3級FP(FP3級)の試験とは

2016年の年明けから勉強を始め,1ヶ月弱の期間で2016年1月24日に挑んだところ3級ファイナンシャル・プランニング技能検定に合格しました.

きんざいから届いた合格証書には「3級ファイナンシャル・プランニング技能士」と書かれていました.

とはいえ,3級FPもしくはFP3級のほうが一般的かもしれません.

◆3級FP試験の概要は次の通りです.

・学科試験と実技試験
・学科試験は午前中(120分),実技試験は午後(60分)

・試験内容は6分野
①ライフプランニングと資金計画
②リスク管理
③金融資産運用
④タックスプランニング
⑤不動産
⑥相続・事業承継
学科は6分野全てから出題
・実技は5分野から出題
・学科合格点:60点中36点
・実技合格点:50点中30点
・3級に合格すると2級受験可(例外あり)
・実施団体は日本FP協会及び金融財政事情研究会(きんざい)

 
模範解答は試験当日17:30に発表.自己採点ですぐに合否が判明します.

FP3級試験は,学科もしくは実技のどちらかが合格していれば,有効期間内に再受検して受かればいいというシステムです(2級もです).

しかも試験は年に3回あるので,年に1回1発勝負の資格試験よりはるかに気楽です.

「3級FPは誰でも受かる易しい資格」と表現されることもあるようですが,ある程度きちんと勉強しないと合格できません.

 

試験は日本FP協会実施のものときんざい(金融財政事情研究会)実施のものがあります.筆者はきんざいの試験を受けました.

このエントリーの合格率データはきんざいについてです.

 

では難易度からみてみましょう.

3級FP試験の難易度

3級FP試験の難易度

学科試験は60問中30問が2択,30問が3択です.

なんと,○×選択が半分を占めてます.

こんな資格試験は正直言って見たことありません.確率で言えば2択問題で15点,3択問題で10点,合計25点はとれるようになってます.

すでに述べたように学科の合格点は36点なので,あと11点とれれば合格します.

 

次項で簡単に触れますが,FP3級試験の合格率はだいたい50%超となってます.
はっきり言って3級FPの難易度は低いのです.


◆どんな問題が出るのか,まずは過去問を解いてみましょう(過去問へのリンクは「直前勉強法」をご覧ください).

過去問を解いてみればわかりますが,以下のような問題が登場します.

①一般常識でふつうに新聞やニュースから得ている知識
②年末調整・還付申告・確定申告・青色申告等,毎年やっている税金関連
③生命保険や国民年金・厚生年金
④株式・債券等の投資をしている方や不動産,相続等の手続きをしたことがある方にはありふれた事項

知らなければ正解を答えられない問題も当然でますが,「聞いたことがある」程度でも解ける問題や,中には「これは文章がおかしいよな」ということから誤りと類推できるものが含まれることがあります.

FP3級は2週間,1週間,はたまた一夜漬けで合格したなどという体験記もWEBにはあるようですが,鵜呑みにしないほうが良さそうです.でも1ヶ月あれば十分合格できる資格試験です.

FP3級の合格率

直近の試験7回の合格率です.

3級FP試験結果
日時 種別 合格率 合格者数
2018年1月 学科 65.3% 20,055
個人 67.1% 11,092
保険 42.9% 5,615
2017年9月 学科 69.9% 22,830
個人 75.8% 12,239
保険 67.0% 9,608
2017年5月 学科 55.1% 16,390
個人 59.6% 7,553
保険 40.6% 4,941
2017年1月 学科 48.1% 16,800
個人 74.8% 13,020
保険 48.9% 6,376
2016年9月 学科 55.0% 18,148
個人 83.1% 14,663
保険 66.9% 9,876
2016年5月 学科 54.9% 14,441
個人 61.9% 8,022
保険 42.5% 5,219
2016年1月 学科 55.8% 17,013
個人 57.3% 10,013
保険 58.5% 7,653

 

◆学科試験の合格率は2017年1月が48.1%と低かったものの,それ以外は50%以上,特に2017年9月は69.9%と非常に高かったです.

学科試験は概ね50%以上は合格すると思って臨みましょう.

◆実技試験の個人資産相談業務の合格率は学科試験より高いです.2016年1月と2017年5月は合格率60%を割っているものの,それ以外は60%以上.2016年9月には合格率がなんと83.1%でした.

保険業務に従事する方以外は個人資産相談業務を受験すると思われます.実技・個人資産の合格率は概ね60%以上.受験生の半分以上が合格するのですから,かならず手を動かして電卓を叩きながら過去問を解いておきましょう.

なお合格率はこちらの記事で詳細に分析してあります.

 

3級FP試験をなめてかかってはいけない

3級FP試験の合格率が高いとはいえ,決してなめてかかってはいけません.

と言うのは,分野が広いからです.

学科試験は6分野,実技試験も5分野あります.オールラウンドに得点できる方はともかく,多くの方はどうしても苦手分野が出てくるのではないでしょうか?私の場合はリスク管理と金融資産運用が苦手でした.結果にそのまま現れています.


<学科の結果>

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リスク管理がひどいですね・・・

<実技の結果>

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D,Eで1問ずつ間違えてしまいました.

計算問題じゃない箇所の配点は3点のようです.

 ◆繰り返しますが,FP技能士試験は60問中36問とれればOK.ですので,得意分野を最低2つ,できれば3つ作っておくことをお薦めします.それだけで実技・学科ともに30点近く稼げます.

株式や債券等で投資なさってる方,これから投資しようという方でしたら,PERやROEなど知っていて当然の用語が登場します.得意分野から攻略していきましょう.

学科の直前勉強法については記事の最後のほうに記しました.まずは学科よりも易しい実技について次項で述べます.

3級FP試験の勉強法

学科の勉強法

私がちゃんと勉強し始めたのは試験3週間前になってからでした.さすがにそろそろまずいな,と思い参考書に取り組んだら,案の定知らないことばかり.

推薦される勉強のしかたは以下の通りです.
・参考書を3回読み,どこに何が書いてあるか把握する
・問題集(学科と実技)を3回解き,わからないところ・苦手なところをつぶす
・過去問を時間を計って解いてみる
・それでもわからないところはさらに繰り返して穴がないようにする

ですが,自由に使える時間の大半をブログ書くのに費やしていたせいもあり,参考書・問題集は1回ずつしか目を通しませんでした.

それでも学科の過去問をやってみたら十分合格点に達しており,3級学科は46点合格でした(下の画像参照).

実技の勉強法

実技試験では計算問題がほぼ必ず出ます.

【例題】
社債(表面利率1.2%,残存期間3年,額面100円当たり購入価格103円,償還価格100円)を購入した場合の最終利回りは何%になるか?

知っていればどうということはありません.実技に関しては必ず時間をとって,過去問・問題集をきちんと勉強しましょう.

実技はそれこそ直前10日前でも間に合います.問題集全部とは言いませんが,過去問3回分だけでも電卓を叩いて計算し,必ず手を動かして答を紙に書きましょう.

試験直前の学科勉強法

これは2級の学科で実際に直前に用いてぐっと点数が上がった方法ですので,3級でも効果ありと思われます.苦手な分野1つだけでもいいから是非試してみてください.

<方法>
3級FP過去問解説(1級と2級も解説中!)〜ファイナンシャルプランナー資格の過去問を無料解説〜や,きんざいのHP等から過去問・解答を入手する.

②同分野の問題(例えば不動産なら問21〜25,問51〜55)を連続して最低でも直近3回分,できれば5回分連続で取り組む.

③同分野の問題はノートの同じページに結果を書いておく.特に間違った問題は必ずどこを間違ったか書いておく.

必ず3回〜5回分の過去問を連続して解いてノートに記録するのがミソです.そうすれば,同分野での得意/苦手な問題が一目瞭然になります.

間違った問題,不得手な問題を可視化してからもう一度取り組むと知識が定着しやすいです.

 

◆FP試験は参考書・問題集を読み,過去問を解くことで傾向は十分つかめます.しかし,参考書に記載されていないことが出題されることがあります(2級のみならず,3級もそうです).そういう問題でも過去問に度々登場していたことがあるのです.

同じ分野の過去問を数回分連続して解く
「この問題に似たのをさっき見たぞ」というのが必ず出てきます.頻出問題は要注意です.

3級は参考書と問題集でまず十分だと思いますが,不安な方はこの方法で苦手問題をあぶりだしましょう.私はこのやり方で2級学科試験での得意分野の穴を埋めるとともに,苦手分野で頻出する問題の知識をそれなりにカバーして合格点に達しました(ぎりぎりですが・・・).時間があったらぜひお試しください.時間がなかったら苦手分野についてだけでもやってみましょう.

3級FP対策テキスト

テキストと問題集はきんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)のものを用いました.

以下の3冊はいずれも2017年9月〜2018年5月の試験に対応した版です.

 

 

電卓は良いものを選ぼう

FP試験に電卓は必須です.2級取得まで考えている方は液晶が大きめのをひとつ準備しても良いかもしれません.

なお,受検表に記載されているように試験に持ち込める電卓についてはレギュレーションがあります.一度ご確認ください.電卓無しでもかまわないみたいに書いてるHPもあるようですが,そんなことは絶対にありません.電卓は必ず持って行きましょう.



電卓,実は桁表示機能がけっこう大切だったりします.

試験での計算は特に難しいことはありませんが,桁の転記ミスが致命傷になります.その点,この電卓は億単位まで表示してくれるので重宝しています.

 

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この電卓,ちょっと大きいんですが,その分打ちやすいです. 

レギュレーションに抵触しない電卓で,液晶サイズが大きく,ソーラーが影になっても表示に影響せず,平方根(ルート)計算もできます.2級取得を考えるなら電卓は良いものを選んで使い慣れておきましょう.

 

試験当日:会場の様子

学科試験は60分で途中退出可,実技試験は途中退出不可

◆学科試験は午前中10:00〜12:00までの2時間です.試験開始20分前になると試験に関する注意事項等の説明が始まります.ここからは参考書等をしまわなければいけません.

大きな声では言えませんが,あらかじめ自分が座る席を確認しているのであれば1分1秒を惜しんでぎりぎりまで階段の踊り場等で勉強するのはアリだと思います.

学科試験は,試験開始後60分経過したら解答用紙を提出の上,受検室から退出できます.

3級学科の試験問題で2時間全部使うことはまずないでしょう.それどころか早ければ30分かかりません.実施側も心得てますので気にせず退出してかまいません.

もちろん時間いっぱいまで受検室にいても良いでしょうけれど,次の実技に備えた方が賢明だと思います.

◆一方,3級の実技試験は60分間と短いです.そのため,途中退出は一切不可です.

解答し終えてかなり時間が余る受験生がかなり見受けられました.時間が余ったら必ず見直しをしておきましょう(学科も見直ししましょう).

見直す習慣は2級実技のときにきっと役立ちます.筆者は初めて2級実技を受けたとき,見直ししなかったため凡ミスに気付かず落ちてしまいました.

会場には必ずフリースペースあり

3級1回,2級2回の計3回FP試験を受けましたが,私が指定された全ての会場でフリースペースが用意されていました.ちなみにあまり早く会場に行っても部屋に入れてもらえませんのでご注意ください.

学科試験の見直しを抜かりなく終えたらたらさっさと退出してフリースペースで机を確保するのがいいでしょう.

飲食可のフリースペースは飲食可でした(部屋によっては飲食不可なので注意).昼食場所の確保を気にする方がいらっしゃるかもしれませんが,FP試験ではその心配は無用です.

おわりに

FP3級の難易度ははっきり言って低いです.

それでも半数近くの受験生が不合格の憂き目にあっているのが現実です.

決してなめてかからず,少なくとも問題集を1周し,実技の問題は電卓を叩き,手を動かして答えを書いてみましょう.きちんと準備すれば必ず受かる試験です.

まずは絶対に3級をとりましょう.がんばってください.


ではまた!

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